更年期障害
更年期は一般的に閉経前後の各5年間計10年間をいうことが多いようです。
日本人の平均閉経年齢は50歳です。 この時期では加齢に伴い急速に性腺機能が低下し、特に卵巣では卵胞発育・排卵・黄体形成の一連の機能が停止し、 形態学的には委縮します。これに伴いエストロゲン分泌が低下し、様々な症状が現われます。

更年期障害が起こる原因は、卵巣から分泌される女性ホルモン(卵胞ホルモン=エストロゲン)の低下によるものです。
精神的なストレスが大きくかかると更年期の症状は増幅されてしまいます。ホルモンの生成に関与し、ストレスに対する抵抗力をつけるミネラル、ビタミンB群などが有効です。

■更年期症状
「更年期症状」は、個人差も大きく見られ、ときには症状自体が時間とともに変化することも多いようです。 一般的には、「発汗」や「ほてり」、「のぼせ」などの【血管運動神経系】の症状がもっとも多く、 通常5年程度で消失することが多いようです。

更年期症状の分類
【血管運動神経系】     ほてり、動悸、のぼせ、手足の冷え、異常な発汗
【知覚系 運動器系】    腰痛、関節痛、肩こり、しびれ
【精神神経系】        めまい、頭痛、不安、憂鬱、耳鳴り、不眠
【消化器系】          便秘、食欲不振、嘔吐、悪心
【外分泌系】          口腔や外陰部の乾燥感
【泌尿器系 生殖器系】  排尿時痛、頻尿、不正出血、外陰部のかゆみ
【その他】           腹痛、むくみ、全身の倦怠感


■注目の大豆イソフラボン
ポリフェノールの一種で、大豆胚芽(胚軸部分)に多く含まれている成分です。
このイソフラボンは、納豆や豆腐などの大豆製品にも含まれています。
イソフラボンの成分は、「ゲニステイン」「ダイゼイン」「グリシテイン」等、12種類が確認されています。
化学構造が女性ホルモンである「エストロゲン」と似ていて、体内で似たような働きをするので、『植物由来のエストロゲン』 とも呼ばれています。
イソフラボンは、身体の中で女性ホルモンが減少している時は補い、逆にホルモン過剰時には作用を減弱させる働きをすることが確認されています。

イソフラボンは、女性ホルモンと似た働きをするため、閉経後に減少し続ける女性ホルモンに、バランスを崩さないよう補い、 更年期の症状を緩和します。

ちなみに、西欧人に比べると、日本人は大豆製品をたべることが多いので、更年期の症状が軽減されているという報告があります。
特に女性は、女性ホルモンが減少する閉経期に、急激に骨密度が低くなります。イソフラボンを摂取し、骨がスカスカになる前に予防を心掛けましょう。