不眠
【不眠の最大の原因はストレス】
なかなか寝つけないと何とか眠ろうとがんばっても、ますます眠れなくなるものです。
不眠症の最大の原因は、人間関係や仕事、家庭環境、周りの環境の変化などによる不安や緊張、興奮といった精神からくるストレスです。

その他、海外旅行の時差ボケや昼夜の交替勤務等、生活リズムのズレが不眠の原因になったり、騒音や部屋の明かり、 高温、多湿など眠る環境が悪いことでも起こります。

また、身体の痛みやかゆみ、せき、動悸(き)、発熱などの病気の症状や、アルコールやカフェイン、ニコチンなどの作用に よっても不眠症は起こります。

不眠は、これらの原因の1つで起こるというより、色々な原因が混じり合って起きることが多いといわれています。 しっかり睡眠がとれていないと、仕事中に眠気が襲ってきたり、思考力低下、集中力低下などで思わぬミスをおかしたりするばかりでなく、 体の免疫力が低下して風邪をひきやすい体質になったりします。

睡眠薬やお酒に頼る前に、何が不眠の原因になっているのかをしっかり突き止めて、改善することが重要です。 また、不眠を慢性化させないために、規則正しい生活習慣、バランスのとれた食事、適度に身体を動かすなどを 意識しながら生活しましょう。

さらに、就寝前にぬるま湯にゆっくり浸かって心身の疲れを癒したり、室温や湿度、部屋の明かりなどの調節、自分に合った 布団や枕など、よく眠るのための環境づくりも大切です。

眠れないことや眠らなくてはという不安により不眠が助長されるという悪循環にならないためには、「一晩くらい眠ないでも、 たいしたことはない」とゆうくらいに考えて、心身をゆとりを持たせることも大切です。


【ストレスを改善して精神を安定させるビタミンCやカルシウム】
ビタミンCやパントテン酸、カルシウム、マグネシウムは抗ストレス作用によってストレスを改善する働きがあります。 不安や緊張があるときには、これらの成分を十分に補給するようにしましょう。
カルシウムにはイライラを解消する作用がありますが、 日本人が唯一不足している成分といわれています。

その原因の1つは腸からの吸収率があまり良くないことにありますが、 牛乳のたんぱく質が分解して生じるカゼインホスホペプチド(CPP)は、カルシウムの小腸からの吸収をよくする働きがあります。

CPPと同様に牛乳のたんぱく質が分解してつくられるβ-カゾモルフィンには、精神を安定させる鎮静作用があることが わかっています。赤ん坊が母乳を飲んだあとによく眠るのは、母乳に含まれているβ-カゾモルフィンの働きによるものだといれています。

さらに精神の安定や催眠、鎮痛作用のある神経伝達物質にセロトニンがあり、このセロトニンは、ビタミンB6、マグネシウム、 必須アミノ酸のトリプトファンの働きによってつくられています。